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ワシントンD.C.のCyrano Therapeutics社の総額12.8百万米ドルのSeries Aラウンドをリードしてクローズしました

12/10/2020
当社Remiges Venturesは、Cyrano Therapeutics社(米国、ワシントンD.C.)のSeries A Roundのリード投資家としてLumira Venturesとシンジケーションを取りまとめ、クローズ致しました。

同社は、CEOである Rick Geoffrion氏が過去にインフルエンザ罹患後に慢性的な嗅覚喪失を経験した後、ワシントンD.C.にあるTaste and Smell Clinicを運営するRobert Henkin博士と連携して、様々な理由で嗅覚喪失した患者に対して安全で効果的な治療を提供するために起業されました。

今回のSeries A Roundの調達資金によって、同社のリードプログラムであるCYR-064の第II相臨床試験を米欧で完了することを目的としています。

嗅覚の慢性的な喪失や異常は、米国では少なくとも5%が罹患している病態であり、欧州やアジアでも同様の発生率とされています。その原因として、インフルエンザなどの感染症、アレルギー性鼻炎および外傷性脳損傷などが挙げられ、神経変性疾患であるパーキンソン病患者の95%が病気の初期症状として嗅覚の喪失を経験することも知られています。

現在、COVID-19患者の多くが何らかの嗅覚喪失または嗅覚の異常を経験しており、一部の調査では90%以上の患者で嗅覚に異常を生じ、その半数以上で嗅覚が重度もしくは完全に消失しています。多くの患者は嗅覚機能を回復するものの、不特定数の患者が慢性的な機能不全によって長期治療を必要とする可能性があります。同社は、他の感染症による患者とともに、COVID-19から回復した嗅覚障害の患者について自社の臨床試験において有効性を検証する予定です。

Remiges Venturesから耕田が取締役として経営に参加し、同社の付加価値向上に務めます。