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Tranquis Therapeutics

03/01/2020
米国カリフォルニア州サンマテオ市を本拠地とするバイオテクノロジー会社です。多くの神経変性疾患において、骨髄形免疫細胞の機能不全が関与しているというスタンフォード大学のEdgar Engleman教授が率いるチームによる研究成果に基づいて起業されました。同社は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、前頭側頭型認知症(FTD)、パーキンソン病(PD)等の治療薬を開発しています。

神経変性疾患においては特定の損傷や遺伝子の機能異常等により神経毒性のある物質が蓄積され、骨髄系細胞による炎症反応が引き起こされることが理解されています。脳のマイクログリア細胞や末梢のマクロファージは、通常死んだ細胞断片や外来の物質を貪食し分解していますが、究極の状態では過剰な炎症を引き起こし、炎症性サイトカイン等を分泌し、組織変性を誘導してしまう可能性があります。

神経変性疾患の患者さんの骨髄系細胞においては細胞の重要な代謝パスウエイの活性が低下しており、同社の治療薬候補物質はこの代謝パスウエイを標的としております。