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当社投資先Omeicos Therapeutics社(ドイツ)が総額17百万ユーロのSeries Cラウンドをクロージングしました

11/02/2018

当ファンドRemiges Biopharma Fundの出資先であるOMEICOS Therapeutics社(ドイツ、ベルリン市)が総額17百万ユーロのSeries Cラウンドをクローズしました。リード投資家はオランダのForbion Capital Partners社、同社既存投資家であるVesalius Biocapital II S.A. SICAR、 Remiges BioPharma Fund、SMS Group GmbH、KFW Group、VC Fonds Technologie Berlin、High-Tech Gründerfonds II GmbH & Co. KG および The Falck Revocable Trustが参加しました。

同社は、オメガ3脂肪酸の脂質メディエーターをミミックした合成低分子化合物を心血管領域において開発する臨床ステージの企業です。この度Series Cラウンドを経て調達した資金を基礎に、同社のプログラムOMT-28に関し、心房細動を適用とするプラセボ対照無作為二重盲検試験PROMISE-AFを開始いたします。OMT-28に関しては、すでにPhase I試験を完了しており、優れた安全性と忍容性を示しました。

米国マサチューセッツ州ケンブリッジ市に設立された同社子会社OMEICOS Opthalmicsによる眼科領域における開発も継続いたします。

Omeicos Therapeutics社はドイツ・ベルリンのMax Delbruck Center for Molecular Medicineからのスピンアウト企業です。オメガ3脂肪酸の代謝及び生理において重要な科学的貢献を行ったDr. Wolf-Hagen Schunck、Prof. John. R. Falck、Prof. Dominik Müller、Dr. Robert Fischer等によって2013年に設立されました。

オメガ3脂肪酸は人体内でエポキシエイコサノイドに代謝されます。エポキシエイコサノイドは組織・器官保護いおいて重要な役割を果たしていますが、加齢やある種の疾患ではこの代謝産物が十分に産生されないか、産生されても更なる代謝によって容易に失われてしまうことが分かっています。同社は、このエポキシエイコサノイドの活性を維持した合成低分子ミミックを創製し、現在臨床開発を行っております。

同社については上記リンク先をご参照ください