米国ニューヨーク州のバイオテック企業ENB Therapeutics社のSeries Aラウンドをリードしクロージングしました

09/21/2018
当ファンドRemiges Biopharma Fundは、がん微小環境周囲の血管を正常化し、がん免疫療法の効果を高める技術を有するENB Therapeutics社(米国ニューヨーク州・ニューヨーク市)のSeries A Roundに関し、リード投資家としてシンジケーションを取りまとめ、クローズいたしました。投資シンジケーションには、当ファンドの他、New York State Development、BioAdvance、Alexandria Ventures等が参加しました。

同社は米ニューヨーク大学医学部のSumayah Jamal, MD, Ph.DおよびRobert Schneider, Ph.Dにより発見された抗がん剤の新規標的として、ETBR (エンドセリンB受容体)に関する知的財産権を基礎に2015年5月に設立された企業です。

がん微小環境において、免疫細胞のがん組織への浸潤が様々な要因により阻害されており、免疫チェックポイント阻害剤が十分な効果を発揮できないと言われております。

同社の選択的ETBR阻害剤は、がん血管に高発現しているETBRを阻害することで、血管内皮のICAM-1(intercellular adhesion molecule-1)等の接着因子の発現を亢進し、T細胞のがん組織への浸潤を促進すると考えられています。さらに、当社のETBR阻害剤は、がんの動物モデルのがん組織内にTLO (Tertiary Lymphoid Organ:3次リンパ組織)と呼ばれるリンパ節様の組織(T細胞/B細胞の集積)を形成することが分かっています。

当社の選択的ETBR阻害剤は、免疫チェックポイント阻害剤との併用療法により、免疫チェックポイント阻害剤抵抗性のがんの治療薬として開発されています。

Remigesからは森が取締役として経営に参加し同社の付加価値向上に務める予定です。