イスラエルのバイオテック企業Mitoconix Bio社のSeries Aラウンドをリードしクロージングしました

06/27/2017
当ファンドRemiges Biopharma Fundはミトコンドリア過剰分裂を阻害する技術を有するMitoconix Bio社(イスラエル・ネスジオナ)のSeries A Round(総額20百万米ドル)にリード投資家として出資をいたしました。投資シンジケーションには、当ファンドの他、OrbiMed、Dimentia Discovery Fund、Arix Bioscience、RMGP Bio-Pharma investment Fund等が参加しました。

同社は米Stanford大学医学部のDaria Mochly-Rosen教授およびそのチームにより発見されたミトコンドリアの過剰分裂阻害に関する知的財産権を基礎に、イスラエルのインキュベーターFutuRxのサポート下、2016年8月に設立された企業です。

ミトコンドリアの過剰分裂は、ミトコンドリアのフラグメント化を生じ、各種疾患の中心的な病態形成過程を担っていると言われていいます( *1)。

同Stanford大学のチームは、ミトコンドリアの過剰分裂に至る分子レベルの病理学的相互作用を同定し、これに基づいて同過剰分裂の薬理学的阻害剤を発見しました(*2)。

同社のリード製品MTC-1203は初の選択的ミトコンドリア過剰分裂阻害剤としてハンチントン病やその他神経変性疾患の治療薬として開発されています。

Remigesからは稲葉が取締役として経営に参加し同社の付加価値向上に務める予定です。

*1 Archer, S. L. (2013) ‘Mitochondrial Dynamics — Mitochondrial Fission and Fusion in Human Diseases’, New England Journal of Medicine 369 pp. 2236–2251.
*2 Guo, X., Disatnik, M.-H., Monbureau, M., Shamloo, M., Mochly-Rosen, D. and Qi, X. (2013) ‘Inhibition of mitochondrial fragmentation diminishes Huntington’s disease-associated neurodegeneration.’, The Journal of clinical investigation. 123, pp. 5371–88.